診療内容
|対象動物|
|各種診療|
内科
怪我、骨折など明らかな外傷による物以外になります。
日々の体調不良(食欲、元気が何となく無い気がする、下痢や嘔吐など)、皮膚、循環器、呼吸器など。院内では採血による完全血球分類、血液生化学検査、一部の血中ホルモン濃度測定、レントゲン検査、腹部エコー検査を行っています。外部発注でアレルギー検査や院内で出来ない血液検査を行っています。
一見怪我に見えても、実は痒くて痒くて傷になるまでかいている、そしてその原因はノミ・マダニの様な寄生虫によるものなのか、アレルギーによるのかかぶれなのか、精神的ストレスなのか、など様々考えられます。まずは症状をみせて頂いて、飼い主さんのお話を伺っていきます。食欲元気の有無、生活環境などとても重要な情報です。
診察、診断は占いではなく推理です。ヒントと証拠が多ければ早く答えに辿り着きやすくなります。日頃の様子がわかっている方がご一緒においで下さい。
皮膚科
脱毛や皮膚の変化を伴う病気について。
皮膚は体の中である意味最大の臓器です。
脱毛と一言で言ってもアレルギー(食べ物や花粉、寄生虫など)、精神的ストレスなどで掻いて抜けてくるだけでなく、ホルモンバランスの異常や皮膚癌など様々な原因があります。
眼科
目ヤニが多い、目を開けにくそうにしている、眼が赤く見える、白く見えるなども怪我が原因のこともあれば血圧、神経など内科的な理由や眼以外の感染症が原因で起きていることがあります。いつもと違うと感じられたらお早目の受診をお勧めします。眼は治り難い臓器の一つと考えています。
当院でできることは点眼薬や内服薬による治療です。
白内障の手術などは他院様にお願いしています。
歯科
歯磨き指導から麻酔をかけての歯石の除去、抜歯など。ただの歯肉炎と思っていたら免疫異常や口腔内腫瘍などということもあります。
外科
簡単な傷の手当から麻酔をかけての手術まで。
避妊/去勢手術、膀胱結石の除去、体表の腫瘍切除などを行っています。椎間板ヘルニアや骨折、など整形外科、白内障など眼科の手術については他院様にお願いしています。
スーパーライザー(近赤外線治療器)治療
腰や背中、関節炎、口内炎などの痛みをやわらげてくれます。人では首にある星状神経節というところに当てますが、当院では患部周辺に直接当てています。当てていると少し体がポカポカするからか、猫ちゃんの方が好きになる子が多い気がしています。
肝臓に当てる事で、免疫力の増強、悪液質の改善を期待した肝局所温熱療法にも使用しています。
当院の機械は古いタイプですがしっかり働いてくれています。
|各種予防|
大事な家族の一員であるワンちゃん猫ちゃんに健康的な生涯を送らせてあげるには、予防こそが大切と考えています。病気になってから病院にいらっしゃるのではなく、防げる病気にかからせないために病院に行く、と是非お考え下さい。
ワンちゃんの飼い主さんへ
しつけ
ちゃんと飼い主さんのいう事を聞いてくれる子に育ててあげることが病気の早期発見、その後のスムーズな治療につながります。
混合ワクチン
犬ジステンパーウィルス・犬パルボウィルス・犬伝染性肝炎ウィルスなどの今も国内で発生の可能性がある病気を予防する混合ワクチンがあります。
当院では特に持病やアレルギー反応がなく、体力がある子には8種混合ワクチン、アレルギー反応が出たことがある、年齢などの理由で体力の衰えが見られるなどの理由がある子には7種混合ワクチンを打たせて頂いています。
狂犬病予防接種
「狂犬病予防法」という法律により90日を過ぎた全てのワンちゃんに対し飼い主さんの「接種義務」があります。(毎年一回)
犬フィラリア症
犬フィラリア症は、糸状虫ともいい、素麺の様にみえる(食べ物に例えてすみません)虫が心臓に寄生する病気です。蚊によって媒介されるので、蚊のメスが吸血をする期間が終わる1ヵ月後まで予防する必要があります。
予防をせず感染してしまったワンちゃんは、やがて重度の心臓病になり死亡する事もあります。
ノミ・マダニ寄生予防
ノミやマダニはワンちゃんの血を吸血する寄生虫です。
散歩の時に寄生したり、外に散歩に行かない子でもお庭からノミが入ってくることもあります。
吸血による被害だけでなくノミアレルギー(大して刺されていないのに全身に発疹や痒みが起きる)や瓜実条虫(サナダムシ)の腸内寄生を引き起こすこともあります。
歯周病予防
ワンちゃんも歯磨きをしないと歯石が付着し、歯周病になります。歯周病は口臭がする、歯茎から出血する、歯が抜ける、だけでなく、顔面に達する瘻管(ろうかん)という膿の通り道を作ったり、心臓の中にある弁と呼ばれる器官が変成して起きる僧帽弁閉鎖不全症や、心内膜炎などの心臓病の原因の一つになります。
ニュータード化
雌イヌの卵巣子宮を摘出する避妊手術、雄イヌの睾丸を摘出する去勢手術を行なって中性化する事をニュータード化と言います。
ニュータード化することで、望まない妊娠の回避やさまざまな病気の予防をすることができます。
猫ちゃんの飼い主さんへ
完全室内飼育をする
これが一番重要と考えています。猫伝染性腹膜炎やSFTS (重症熱性血小板減少症候群)など、下記のワクチンでは予防できず、致死率が高い病気もあります。完全室内飼育をする事で病気や交通事故などから猫ちゃんを守ってあげて下さい。
ニュータード化
雌ネコの卵巣子宮を摘出する避妊手術、雄ネコの睾丸を摘出する去勢手術を行なって中性化する事をニュータード化と言います。
ニュータード化することで、望まない妊娠の回避ができますし、メスオス関わらず、発情期に入った猫ちゃんが脱走して交通事故にあったり、ケンカをしたり交尾をしたりして猫白血球ウイルス感染症やFIV(俗に言う猫エイズ)始め色々な病気にかかる危険性を下げられます。
混合ワクチン
「完全室内飼育の子」には猫伝染性鼻気管炎、カリシウイルス感染症、凡(はん)白血球減少症の3種混合ワクチンを、「お外歩きをする子や時々脱走する子」には猫白血病ウイルス感染症が加わった4種混合ワクチンを採用しています。ただし、4種混合ワクチンは今現在猫白血病ウイルスに感染していないか簡易キットによる抗原検査で確認してから接種しますのでその分の費用が加わります。
生後2ヶ月齢を過ぎた子猫と、大人でも初めて接種する子には3~4週間間隔で2回、その後は大体一年に一回の接種をお勧めしています。
ノミ・マダニ寄生予防
ノミやマダニは猫ちゃんの血を吸血する寄生虫です。
完全室内飼育でもお庭からノミが入ってくることもあります。
吸血による被害だけでなくノミアレルギー(大して刺されていないのに全身に発疹や痒みが起きる)や瓜実条虫(サナダムシ)の腸内寄生を引き起こすこともあります。
歯周病予防
猫ちゃんも歯磨きをしないと歯石が付着し、歯周病になります。歯が痛いと猫ちゃんはガクッと食欲が落ちてしまったりして体力低下を招き、ほかの病気まで引き起こすことにもなりかねません。
そもそも猫ちゃんは重く治り難い口内炎(『難治性口内炎』と呼ばれる)が色々な理由で起きることがあり、その原因の1つにもなります。