急性アレルギー反応のひとつです。食べ物や花粉、ワクチンなどアレルギーを引き起こすアレルゲンなどが体内に侵入した事で複数の臓器に全身性にアレルギー症状が引き起こされた結果、生命に危機が生じる程の強い反応をアナフィラキシーといい、さらに血圧低下や意識障害を伴うとアナフィラキシーショックといいます。
ワクチンにはタンパク質量が多く含まれるためアレルゲンになることがあります。
必ずではありませんが、命に関わるアナフィラキシーは接種後2時間以内に起きる事が多いので、当院では平日午前は10時半頃迄、夕方は6時頃迄しかワクチン接種は致しておりません。
よく『狂犬病予防注射とワクチンは別物』とお考えの方がおられますが、イヌネコの混合ワクチンは注射ですので同じ事です。
(予防接種とは毒性を弱めたウイルスや細菌などの病原体や毒素を前もって身体に入れておくことでその病気にかかりにくくすることで、投与する物を「ワクチン」と呼びます。
ヒトだと飲むタイプのワクチンもありますので必ずしも注射ではない事もあります)。